老眼の仕組みと予防について

老眼とは、どのようなものかご存じですか?目の構造の中で、水晶体の弾力性が低くなり、普段ピントを合わせる役割をしている毛様体筋と呼ばれるものの効果が弱まることによって起きる現象です。分かりやすい症状としては、近くの物体が見づらくなります。

 

カメラにたとえてみましょう。水晶体とは、カメラで言えば、レンズです。毛様体筋の弛緩によって、このレンズを薄くしたり厚くしたりして、遠近で見るものにそれぞれピントを合わせています。

 

◇老眼をそのままにしていると、肩こりや頭痛を引き起こすことも

 

老眼をそのままにしていると、結果として肩こりや頭痛を引き起こすこともあります。老眼の進行を恐れて老眼専用のメガネをかけないでいると、反対に老眼が進んでしまうのです。

 

老眼を予防し、改善するためには、目のストレッチやツボを押したり、サプリを飲んだりすることが効果的です。

 

なぜ野球の審判員は老眼になりにくいと言われているのでしょうか?

 

老眼になると、最も近くの物を見ることができる点が遠くなります。この、最も近くを見ることができる点、すなわち、目がピントを合わせることができる点のことを、「近点距離」と言います。この近点距離が遠くなることは、年齢とともに進んでいきます。

 

近点距離と年齢との関係は、次のようになります。

 

近点距離は、10代の人であれば簡単に5〜6cmの距離のものが見えますが、それが20代では10p、30代になると15p、と少しずつ距離が長くなっていきます。とりわけ、40代半ばになると、視力は悪くないのに、近くの物が見にくくなるということが起こるようになります。

 

ですが、この近点距離は、加齢が進んでも近くに保つことができるのです。

 

老眼によって、眼球を支える筋力が弱まり、そのことで目が寄りづらくなっているので、目を寄せる練習をすることが近点距離の改善に効果的です。例を挙げると、キャッチボールをする際は、遠くを見たり近くを見たりすることを繰り返しますので、目を寄せる訓練にはとても良いのです。このような理由から、野球の審判員は、老眼になりにくいと言われているのです。

 

ピンホールアイマスクも老眼の予防には効果的です!

 

そのほかに、ピンホールアイマスクの利用も、老眼を予防し、少しでも改善するために効果的です。ピンホールアイマスクは、目の部分に小さく穴が開いていますので、これを使用することで、文字がはっきりと見えるようになるのです。

 

目の部分に開いている小さな穴を利用し、目に入る光の量が少なくなるので、自力でピントを合わせる必要がないため、簡単にピントを合わせられるようになる仕組みです。毎日30〜1時間ほどの使用で、老眼を予防し、進行をゆっくりにすることができます。

 

実は、スマホによる老眼のリスクも!!

 

老眼は加齢によるものだけではありません。最近ではスマホ老眼という言葉もあるように、長い時間スマートフォンを使うことによって、夕方の時間帯近くに老眼の症状がでる若年層が増えているのです。

 

なぜスマホ老眼が起きるかというと、原因はシンプルに目を非常に酷使するためです。これはスマートフォンに限らずパソコンを長時間使用している場合にも当てはまり、1時間に1度程度目を休めることにより、防ぐことができます。目をストレッチしたり、ツボ押しをすることなどで、症状の改善につながります。

 

また、老眼の原因の一つである毛様体筋のケアには、普段の食事もカギとなります。普段から良質のタンパク質を取ることが大切です。タンパク質が含まれている主な食品は、卵、豚肉、青魚、大豆製品などがあげられます。

 

具体的に説明すると、青魚には視力の改善や疲れ目に有効なDHAとEPAが含まれています。また、緑黄色野菜にはルテインが多く含まれており、これは水晶体と網膜の保護につながり、活性酸素の除去に効果があります。